サービスについて
このサービスについて
大規模震災が発生し、交通機関の運行がストップした場合、ご自宅まで帰るのが困難な人は、首都圏・中部圏・近畿圏で1,000万人以上いると予想されており、いざという時のために、事前に帰宅のためのシミュレーションをしておくなど、普段からの地震に対する十分な準備が必要となります。
このサービスでは大地震が起こった際、徒歩で出社や帰宅する際のルートを検索し、地図に表し印刷することで、1人ひとりのオリジナルなルートマップを作成できるサービスです。
特徴
出発地から目的地まで、あなただけのオリジナルの帰宅ルートマップを作成していただけます
市販の地図では表現できない、あなただけのオリジナルの地図が作成できます。
詳細な地図を配信
建物の形状1つ1つがわかる詳細な地図で、帰宅ルートを確認することが可能です。
最新の地図データでルート検索
地図データや帰宅支援施設などのデータは定期的に更新しますので、最新の情報でルートの検索ができます。
簡単な操作で利用可能
インターネットに接続されたパソコンがあれば、簡単な操作でご利用できます。
専用ソフトウェアのインストールやメンテナンスは不要です。
機能
徒歩帰宅ルートの検索・拡大縮小表示・距離表示
「出発地(勤務先など)」及び「目的地(自宅など)」、「経由地(家族の勤務先、集合場所など)」を任意に入力することができ、複数地点間における「徒歩で帰宅する際の帰宅ルート」を検索できます。
ルート検索の条件及び注意事項は以下のとおりです。
- @出発地から目的地までの距離が50kmを超える場合(経由地を含みます)は、ルート検索することはできません。
- A経由地は2つまで設定できます。
- B東京都(一部地域は除きます)、横浜市、川崎市及び大阪市は、危険度を加味したルート検索が可能です。
- C危険度を加味したルート検索は、危険度3以上の地域を迂回します。ただし、東京都が定める帰宅支援対象道路や、横浜市、川崎市及び大阪市の国道については、危険度3以上であっても通行可能としてルート検索します。
- D目的地、出発地又は経由地が危険度地域にある場合や道幅が狭い場合は、ルート検索ができない場合もあります。
- E道路及び帰宅支援施設(コンビニエンスストア、避難場所、一時滞在施設)について、データ整備時期又はお客様の帰宅支援ハンドブックの作成時期により、実際とは異なる場合があります。
- Fルート検索は、必ずしも最短・最適ルートを案内するものではありません。実際の交通規制・道路状況に従ってください。
- G危険度が低い場合であっても、道路が安全に通行できるとは限りません。(建物が倒壊したり、火災が発生している場合もあります)

検索結果の表示

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災害リスク情報の表示
東京都内は東京都が公開している第9回地域危険度測定調査の建物倒壊危険度、火災危険度、総合危険度を危険度別に色分けで表示し、危険度の高い地域の把握ができます。
横浜市内、川崎市内、大阪市内は「地震に関する地域危険度測定調査」(東京都都市整備局)の手法を参考に、パスコ独自のノウハウを取り込んだ危険度の評価データを使用しています。
その他の地域では、防災科学技術研究所が公開する地震による地域の震度予測を7段階で色分け表示し、地震が起きた際に想定される震度の把握ができます。

総合危険度の表示

地震動予測地図の表示
帰宅支援施設の表示
各自治体の定める避難場所や災害拠点病院、応急給水拠点、帰宅支援ステーション、コンビニ、ガソリンスタンドなど帰宅時に利用できる施設を表示しています。
※帰宅支援ステーション、一時滞在施設の表示は東京都内のみです。
※このサービス上で避難場所として表されているものは、一般的に広域避難場所と呼ばれるものを主に収録してあります。
これは、想定している災害(地震)により引き起こされる広域的な火災からの避難に対応可能なことを目的としているものです。
その他、広域避難場所に相当する公園や、その他の避難場所情報もあわせて収録しています。
また、東京都については、千代田区全域や渋谷駅周辺等の概ね安全であるといわれている地域内残留地区が定められています。
※帰宅支援施設の情報は、各自治体や企業のホームページ等から収集・編集したものです。
そのため、一部地域においてこれら情報が未収録となっている場合があることをご了承ください。

帰宅支援施設の表示

地図に表示されるアイコン
PDFドキュメントの作成
帰宅ルートの検索ができたら、地図を帰宅支援ハンドブックでダウンロードすることができます。
A4で印刷し、二つ折りにして持ち歩くことができますので帰宅する際に利用することができます。
災害時に役立つ情報も載っています。
帰宅ルートの距離が長い場合、PDFファイルの容量が大きくなりダウンロードに時間を要する場合があります。

PDFドキュメントの作成
動作環境
帰宅支援マップサービスのご利用にあたっては、以下の環境が必要です。
- 【インターネット接続環境】
- ブロードバンド環境を推奨
- 【Webブラウザ】
-
Web標準に準拠したブラウザ
・Microsoft Edge(最新版)
・Firefox(最新版)
・Google Chrome(最新版)
- 【プラグインについて】
-
このウェブサイトではPDFによる資料提供を行っております。
プラグインをお持ちでないかたはダウンロードをお願いいたします。
こちらより最新のAdobe Acrobat Reader DC をダウンロードいただけます。
用語集
帰宅困難者
職場や学校、買物先などで大規模な地震に遭遇し、自宅までの距離が遠く、徒歩による帰宅が困難な人を帰宅困難者といいます。 帰宅距離が10km以内の人は全員「帰宅可能」とし、帰宅距離10〜20kmでは、被災者個人の運動能力の差から、1km長くなるごとに「帰宅可能」者が10%低減していきます。 帰宅距離20km以上の人は全員「帰宅困難者」と想定されています。
全国を概観した地震動予測地図
平成17年3月に地震調査研究推進本部地震調査委員会によって公表されたもので、防災科学技術研究所が開発・作業を行ったものです。
この地図は日本全国を約1kmメッシュに分割し計算した、「震源断層を特定した地震動予測地図」(シナリオ地震による地震動予測地図)と「確率論的地震動予測地図」(確率論的手法による地震動予測地図)という二種類の予測地図から構成されており、全国各地の揺れの大きさとその発生可能性を表現したものとなっています。
本サービスでは、「確率論的地震動予測地図」(確率論的手法による地震動予測地図)から”すべての地震”と”想定東海−東南海−南海地震連動”の予測震度を表示しています。
>>全国を概観した地震動予測地図(独立行政法人防災科学技術研究所)
地震に関する地域危険度測定調査(第9回)
東京都が東京都震災対策条例に基づき調査を行い、町丁目毎に各地域における地震に対する危険性を建物、火災の面から1〜5までのランクで相対的に評価し、地域の地震に対する危険度を明らかにしたものです。
>>地震に関する地域危険度測定調査(第9回)(東京都都市整備局)
広域避難場所
地震などによる火災が延焼拡大して地域全体が危険になったときに避難する場所で、その大きさは火災の輻射熱から身体を守るためにおおむね10ヘクタール以上が必要だとされています。具体的には、大規模な公園や団地・大学などが指定されています。
ガソリンスタンド ・コンビニエンスストア
大部分のガソリンスタンドとコンビニエンスストアでは、大地震が発生した場合に、休息場所・水・トイレ・情報の提供、初期的な救助・救護活動などを行います。
給水拠点
各自治体では、大地震が発生した場合に水道施設が被害を受けた場合、一刻も早く復旧するとともに、その間の飲料水を確保するために、数キロ以内に1か所の給水拠点を設けることを目標としています。給水拠点は、浄水場、給水所などです。自宅周辺の給水拠点を確認しておきましょう。
災害拠点病院
災害医療機関を支援する機能を有する病院で、重症・重篤な傷病者を受け入れるなど、災害時の医療救護活動において中心的な役割を担う病院として位置づけられています。
帰宅支援ステーション
東京都は徒歩による帰宅者に対する支援の一環として、帰宅支援対象道路(16路線)から半径2km以内の都立学校及び東京武道館を「帰宅支援ステーション」として位置づけ、水、トイレ及び情報提供を行うこととしています。
>>東京都防災ホームページ